メールの送信ができない場合の対処方法
POP/SMTPアカウントにおいて、メールの受信はできるが送信ができない場合は、プロバイダ側でウイルスメールやフィッシングメールをはじめとした迷惑メールの対策として、送信ポート番号、25番がブロックされている可能性があります。この場合は「POP before SMTP」の方式を使って、587番ポートで送信するように設定するとOKです。
はじめに
主要なインターネットサービスプロバイダーでは、ウイルスメールやフィッシングメールをはじめとした迷惑メールの対策として、外部から送信できないように25番ポートがブロックされている場合が多いです。そのため、メールの受信はできるけれども送信エラー「Relaying denied: Use POP before SMTP or SMTP-AUTH」が返ってきます。
また、以下のようなエラーメッセージが届くこともあります。
件名:配信不能 : test 差出人:システム管理者 本文 件名: test 送信日時: 2009/12/28 22:53 以下の受信者にメールを配信できません: ‘(メールアドレス)’ 2009/12/28 22:53 550 relaying denied by check_relay_rcpt plugin
プロバイダー以外のフリーメールやドメインのメールにおいて、POPを使ったメールの設定をするためには、「POP before SMTP」の方式を使って、587番ポートで送信するように設定するとOKです。
550 relaying denied by check_relay_rcpt plugin というエラーを解決するには、メールアカウントの設定にて、送信サーバー(SMTP)には認証が必要 にチェックを付けて、受信メールサーバーと同じ設定を使用するが選択された状態でオプションを付けるとよいでしょう。
アカウント設定
- [ファイル]タブを開き、[アカウント情報]の[アカウントの設定]をクリックして[アカウントの設定]を選択します。
- 変更したいアカウントを選択して[変更]をクリックします。
アカウントの変更
- [アカウントの変更]が開いたら右下の[詳細設定]ボタンをクリックします。
- [インターネット電子メール設定]ダイアログボックスの[送信サーバー]タブを開き、[送信サーバー(SMTP)には認証が必要]にチェックを入れて、[受信メールサーバーと同じ設定を使用する]が選択されていることを確認します。
- [詳細設定]タブを開き、[送信サーバー(SMTP)]の数値を「587」にして、[OK]ボタンをクリックします。
- [アカウントの変更]ダイアログボックスの[次へ]ボタンをクリックします。
- テスト送信が完了したら、[閉じる]ボタンをクリックします。
- [完了]ボタンをクリックします。
備考
[送信サーバー]タブに[メールを送信する前に受信メールサーバーにログオンする]の項目が存在する場合は、[受信メールサーバーと同じ設定を使用する]の代わりに選択してもOKです。
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